新型コロナウイルス禍の中で
みなさんへ
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 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。三度目の緊急事態宣言が四都府県で四月二十五日から発令されました。医療従事者から始まったワクチン摂取は、全員に届くまでには時間がかかりそうです。新型コロナウイルス感染者、その家族、医療従事者の皆さんたちが一生懸命頑張っている姿をテレビ等で拝見すると、頭がさがります。

 都内の繁華街はどこも閑散としていて、仕事が遅い人たちにとっては、今から食事といってもどこもやっていません。その分、飲食店ではいろいろなアイデアを考えているのでしょう、持ち帰りのお弁当などがあちこちではじまっています。

 さて、このような状況の中、自分たちは「何をどうすればよいのだろうか」。いろいろ考えてみました。でも、個人的には何もすることができないのです。国の施策を守って、手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスを今後も守って生活するだけなのです。

 そして、コロナ禍の中で、仕事、学校、家庭と生活の面で、自分を含めて困っている人、ストレスを抱えている人が大勢います。その人たちの話をまず聞いてください。「どんなことで、どういうふうに困っているのか、何がストレスなのか」。これが自分たちの〝今〞できることです。

 『聞く 語る』で、相手の話を聞く。自分も語る。すると、話した相手は、いつの間にか自分を語りながら答えを考え、納得してしまう。実は、聞いていた私もストレスを抱えて落ち込んでいましたが、相手の話を聞いて、一緒に解決策を考えているうちに自分も元気になっている。皆さんもそういう経験はありませんか。『聞く 語る』って、お互いに元気になる、すばらしいコミュニケーションなんです。

 「在家仏教こころの会」では、この『聞く 語る』運動を提唱しています。こんな時だからこそ、『聞く 語る』を通して相手を思いやる〝こころ〞をもって、自分は何ができるのか、何をすべきなのかを考え、「気づいたこと、行動して感じたことを聞き、語りあえる仲間づくり」をしていただければと思います。

 昨年、大阪での「ありがとう! 久保継成会長 祖師小谷喜美五十回忌法要」の行事以来、活動を自粛してきました。あっという間の一年が経ちました。皆さんからのご提案もあり、ZOOMを使った「リモートでのつどい」がとても活発になりました。系統支部やブロックを越えて、若い人から高齢者まで幅広い世代でつどいが開催され、とても良い結果がうまれています。

 また、これまで、子育て中で、つどいに参加できなかった方も、自宅から子どもをそばにおいて参加できるようになりました。懐かしい顔もあちこちで見られ、子育ての悩み等、人の話を聞き、自分を語ることによって、これまでの心配事、問題点がスッキリと解決できることと思います。

 コロナウイルス感染症が解消しても、自宅に居ながらにして、全国各地、世界中の人とつどいができる。新しいつどいのカタチは進化してこれからも続きます。

 老若男女、私たちみんなの知恵と力の結集で、日常の生活の中に『法華経』の教えを活かし、今生きている喜び、実感を伝え、毎日を明るく、楽しく、喜びをもって生きていく。そんな世の中を実現するために、在家仏教こころの会の〝未来〞を一緒につくっていきましょう。

 令和三年、在家仏教こころの会の活動方針です。

会員一人ひとりが自立し、法華経に基づく生き方(『聞く 語る』・「父母双系の先祖供養仏教」)を日々の生活に生かし、教えを伝える人(菩薩)になる。その喜びを実感しよう。


令和三年四月
在家仏教こころの会
会長山口信廣